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活動報告

〜 中西のぶひろの活動をご報告します 〜
■平成20年3月 第1回定例会個人質問と答弁

 3月19日に個人質問をする予定でしたが、それがのびのびになり3月25日(火)に議場で個人質問をいたしました。ふだん座っている議席とちがい、前で一段高いところに立ち、議場を見渡すと景色がまったく違います。全議員の顔や傍聴に来られた市民の方の顔もよく見えるのですが、それをゆっくり見る余裕もなく始めての議会質問デビューを果たしました。以下のような質問をしました。
議会は行政の事業の執行をチェックすることは大きな役目として持っているのですが、それにとどまらずもっと政策提言をしていくことが大切なのではないか、という視点で東大阪市のスポーツ行政の政策提案をしました。少子高齢化社会が急速に進展する中で生涯スポーツに取り組むことは市の政策として重要なことで、そのなかでも文部科学省が推進している総合型地域スポーツクラブを東大阪市でも推進するよう提言をしました。総合型地域スポーツクラブは中学校区でひとつつくっていこうとしているのですが、市民が身近にある施設で、安い費用でいつでも手軽にスポーツができる環境を整えるためにも、学校施設の開放を訴えています。
 環境問題や食の安全が問われているときに、市の面積の4%しかない農地を大切にして、東大阪でつくったものを給食に供することや、市民農園や福祉農園を整備するなど、東大阪市独自の農業政策を打ちたてる必要性を訴えました。また最後に商業政策では全国的にとても厳しい環境にある商店街の活性化の問題について行政の強いリーダーシップが求められていることを主張しました。

【個人質問の内容と答弁】

1. (質問) 東大阪市のスポーツ振興施策
   市長の市政運営方針にもありましたように、議会と行政は車の両輪にたとえられるのであり、両者の間には緊張関係の中にも信頼にもとづいたものがなければ、市政は円滑に運営されないのであります。議会は市民の立場で行政の事業の執行を監視し、それを精査してチェックするというのは大きな役割のひとつではありますが、同時に東大阪の中長期的な展望のもとで行政に対して政策の提言を行なうことは、議員の大きな使命でもあると考えます。そのような観点から私はまず本市のスポーツ行政についてお尋ねをしたいと存じます。
いまわが国では高齢化が急速に進んでいます。65歳以上の高齢者は20%におよんでおり、2050年には人口の減少が進むとともに65歳以上の高齢者は40%に達すると予測されています。こうした急速に進展する高齢化社会の中で、自分の年令や体力や興味に応じて手軽にスポーツを楽しみ健康で心豊かな生活をおくるために市町村が生涯スポーツに取り組むことは欠くことのできない政策であり、それは個々の市民の幸福にとどまらず社会全体の活力を維持するためにもその実現が強く求められています。文部科学省は2001年にだしたスポーツ振興基本計画のなかで、生涯スポーツ社会実現のために、できるだけ早期に成人の週1回以上のスポーツ実施率が50%になることを目ざしていますが、内閣府の調査ではまだ38%程度にとどまっております。
また文部科学省の調査によると、子どもの体格は向上していますが体力は昭和60年ごろから長期的に低下傾向にあるとともに、体力の高い子どもと低い子どもの格差が広がっており、子どもの体力の低下は将来的に国民全体の体力低下につながると同時に生活習慣病の増加をもたらし、社会全体の活力が失われる心配が指摘されています。従来子どものスポーツは学校体育が中心に担ってまいりましたが、少子化による生徒数の減少や、顧問・監督のなり手となる教員が減っているなどの問題から、多くの学校で運動部の数が減少の傾向にあり、学校体育の場において子どもたちのスポーツをする機会が減少しているという問題があります。
市長は先日の市政運営方針演説において、全国高校ラグビー大会への支援を通じて「スポーツ健康都市のイメージを全国に発信」しようとされていますが、その具体的な施策はどのようなものなのかお示しください。また本市のスポーツ行政の中長期的展望についてどのようにお考えなのかお答えください。
 
(答弁) 橋本社会教育部長
   本市におきますスポーツ振興につきましては、市民の誰もが生涯の各時期にわたって、いつでもどこでもスポーツに親しむことができる「生涯スポーツ社会」の基盤を形成するため、環境整備につとめ、様々なスポーツ活動の充実を図り市民の幅広い参加を推進してまいります。
 
2. (質問) 総合型地域スポーツクラブについて
 

 次に文部科学省が推進しています「総合型地域スポーツクラブ」についてお聞きいたします。総合型地域スポーツクラブは地域の住民が主体的に運営するスポーツクラブの形態で、身近な生活圏である中学校区程度の地域において学校体育施設や公共スポーツ施設を拠点として、地域の住民の誰もが性別年令障害の有無にかかわらず参加できるものが事業モデルとして考えられています。
総合型地域スポーツクラブは地域住民が主体となって運営していくものですから、それぞれの市町村のスポーツ振興計画にもとづいて総合型地域スポーツクラブを創設するための仕組みづくりと、運営にあたる人を地域のなかで育成しネットワーク化することが行政に求められます。いわば総合型地域スポーツクラブは、巨大な投資をして公共スポーツ施設を建設するというハード事業ではなく、むしろ既存の施設を最大限に利用して市民に生涯スポーツの場を提供しようというソフト事業ということがいえるのであります。
総合型地域スポーツクラブは、学校体育の現場において運動部が減少していく傾向の中で、自分のやりたい種目がないという場合にその活動の受け皿になることができますし、運動部に指導者がなくその存廃が問題にあるときに指導者を派遣することもでき、学校体育の補完的な役割をはたすことができます。
また総合型地域スポーツクラブは単にスポーツ活動の場であるだけでなく地域住民の交流の場としても期待されており、地域の連帯感を高め、年令を超えた世代間の交流など、地域社会の活性化や再生にも寄与するものとして生涯スポーツ政策の具体的な展開のなかでは中心的なものとして考えられています。

 私はスポーツという切り口でまちづくりをおこない、総合型地域スポーツクラブが各中学校区にひとつでき、市民が手軽に身近で低廉な費用でスポーツができる環境を市が整備するならば、市民の生涯スポーツ実現に貢献するのみならず、青少年の育成や地域の住民のコミュニティ創出にも大きな役割をはたすものと考えます。市長が東大阪市のスポーツ振興計画を策定する際に総合型地域スポーツクラブの育成を盛り込みそれを強力に推進されるならば、「スポーツ健康都市」をイメージだけではなく全国に発信できるものと確信いたします。
そこでお聞きをいたしますが、本市において「総合型地域スポーツクラブ」の取り組みとして平成16年度に「スポーツエリア花園」ができましたが、その後の運用実態はいかがなものか、お答えください。また今後総合型地域スポーツクラブにどのように取り組むお考えかお聞かせください。

 
(答弁) 橋本社会教育部長
 
平成12年度に策定された「スポーツ振興基本計画」に基づき、本市では平成18年3月に近鉄花園ラグビー場を拠点とした総合型地域スポーツクラブ(スポーツエリア花園クラブ)の創設を支援し、ラグビー、サッカーをはじめた種目の競技に幅広い年齢層の方々に参画いただいております。 今後総合型地域スポーツクラブの拠点の拡大につきましては、学校体育施設開放事業との整合性をはかりながら、整理、検討を行なってまいりたいと考えております。
 
3. (質問) 学校施設開放について
 

 次に学校施設の開放についてお聞きをいたします。公立体育館や運動場、競技場が他市にくらべて極端に少ない本市において、学校施設の開放の意義は大きいといえます。総合型地域スポーツクラブを具体的に展開するなかにおいても、あらたな公共施設を建設するということは本市の財政事情から見てもたいへん難しいものがあります。学校は地域の中で住まいと比較的近い距離にあり、市民がもっとも身近でスポーツができる施設であり、学校施設開放にむけた市民の期待は大きいものがあります。市長の市政運営方針演説のなかでも「学校がまちづくりの拠点施設としての役割をはたせるよう積極的に開放」するとあります。
そこで質問をいたします。学校開放の運営主体など本市における実態はどのようになっているのか、またその問題点にはどのようなものがあるのか、お答えください。
また学校施設を夜間に地域に開放するためには、運動場の夜間照明の設置が不可欠となりますが、本市小中学校における夜間照明設置の実態とその問題点について当局のお考えをお示しください。

 
(答弁) 橋本社会教育部長
   学校体育施設開放事業につきましては、学校、地域、保護者で組織された運営委員会により、自主的に運営をしていただき、学校のグランドや体育館を子どもや地域住民のために開放し、子どもたちの健全育成の場として、また地域の方々の体力及び健康づくりなどを目的に事業を進め、子どもたちの安全・安心な居場所としての役割も果たしており、多くの市民に利用していただいております。
  また課題としては、指導者の確保を図ることと、開放状況が小学校では全校できているものの、中学校ではなお26校中4校であり、20年度は5校となりますが,引き続き全校開放にむけて関係者にはたらきかけてまいります。  
  次に学校グラウンドの夜間照明装置につきましては、夜間における利用者の安全確保及び施設管理面、学校周辺地域に対する影響(騒音・光害)等の問題から、体育館や教室での活動を基本としております。
 
4. (質問) 東大阪市の農業政策について
 

 次に本市の農業政策についてお聞きをいたします。東大阪市の農地面積は262haで市の面積のわずか4%にすぎず、農業生産高も年間7億円であり、府下43市町村のなかで17番目という数字になっています。工業の年間製品出荷額1兆1800億円、小売商業の年間販売額4500億円と比較をすると、年間農業生産高7億円というのはいかにその規模が小さいかがわかると思います。しかし市長が市政運営方針のなかでもふれられていたように地球規模での環境の破壊が大きな問題になっているとき、また中国産冷凍餃子に農薬が混入するなど食の安全が大きな問題になっているときこそ、私たちはもう一度農業に着目し、見直さなければならないのではないか、と考えるのであります。いま日本の食の自給率は40%で半分以上輸入に頼っている現状で、とりわけ大都市圏である大阪の自給率は、わずか2%であり、東京についで極端に低い自給率となっています。本市としてもこの時代背景の中で、農地面積が少なければ少ないなりにそれを大切にしてどう活用するか、を真剣に考えるべきであり、本市の緑の財産である生駒山系の里山の保全も含め、農地の公共的性格を再認識して時代の変遷に応じた都市近郊農業の育成・保護に取り組むべきではないか、と考えるのであります。とりわけ市街化調整区域は土地の利用が制限された地域であり、本市においても横小路地区、池島地区、善根寺地区の3地区が指定されているので、良好な農地環境を保全し、その基盤整備をすることは大切な施策ではないかと考えます。また本市ではいま食育の推進に取り組んでいますが、学校給食に東大阪で作ったものを供給する仕組みをつくることや、子どもたちに農業の体験をさせることなど、東大阪独自の農業政策を打ちだしていくべきではないでしょうか。

そこで質問いたします。本市の農業政策について市は今後の方向性をいかにお考えか、お答えください。
 
(答弁) 木村経済部長
   本市農業政策の今後の方向についてですが、農家戸数が平成2年の1,365戸から平成17年には735戸と半減しているなかで、農業従事者の高齢化が進んでいる現状において、後継者の育成が喫緊の課題となっていると認識しております。また本市には約260ヘクタールの農地がありますが、農業基盤整備の脆弱さから一部「農耕放棄地」があり、こうした農業基盤整備にも一定の課題があるものと考えます。
  その一方で輸入食品による残留農薬が大きな問題になり、食の安全に対する市民の関心が高くなっている現在、安全な地元産の農産物を市民に提供する「地産市地消」の考え方は今後さらに定着すると考えます。  
  こうした状況を踏まえ、来年度以降本市農業の再活性をはかるため、大学教員などの学識経験者、農業者などからなる農政懇談会を再構成し「都市農業活性化及び農地活用事業補助金」などの既存施策についても見直し、後継者育成、地元産品の販路整備など本市農業の再構築を図ってまいりたいと考えています。
 
5. (質問) 東大阪市の商業施策
 

 最後に商業施策についてお聞きをいたします。鉄道の駅を中心に戦後自然発生的に発展してきた商店街は本市において14の商業集積地をつくり、大阪市、堺市について府内3位の売上を誇ってきましたが、車社会に十分に対応できない、経営者の高齢化と後継者難、消費者ニーズから離れてきているなどの問題から、商店街は全国的に衰退をしており本市でも例外ではありません。駅前立地の商店街の再生は商業施策のなかでも大きなテーマであります。さらに中央環状線などの幹線道路沿いには大きな店舗が点在し、近鉄東大阪線の駅周辺でもあらたな商業集積ができてきており、3月15日に開業したJRおおさか東線も市内に4つの新駅が誕生し、商業集積は拡散して面の広がりを持つようになってきてさらに駅前型立地の旧来の商店街の再生の問題を困難にしているということがいえます。こういったときに行政がなにをするか、ということはたいへん難しいのですが、こういったときこそ行政の強力なリーダーシップがもとめられるのであり、商業者の自助努力をうながしながら、ハードの整備事業とソフト事業の両面からそのまちに何が必要か、ということを地域といっしょになって考えていく姿勢がなにより大切になってくるでありましょう。

そこでお聞きをいたします。このような時代の移り変わりの中で本市の商業政策をいかにお考えかお答えください。
 
(答弁) 木村経済部長
   最近隣接市に大規模商業施設ができ商業地図が大きく変化し、3月15日に「おおさか東線」が、21年春には「阪神なんば線」が開通するなど、今後本市商業を取り巻く環境は大きく変化することが確実な情勢にあります。特に新線の開通は市民にとって利便性が向上しますが、本市商業にとっては来客数が減少に、衰退の流れが加速する可能性も否定できません。
  こうした情勢認識に立って、今後本市の商業政策は各駅前のまちづくりを進める観点から東大阪市内の集積地ごとに、他都市とのすみわけや集積地の個性化を商業者と連携して推進するとともに、消費者ニーズに対応した商店街づくりをいかに支援していくかが課題であると認識しております。
 


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